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関係性構築の必要性ってなに?①

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  「何か、マインド、マインドって、  自分の考え方を変えることばっかり…」 そう思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 コミュニケーションって何のためにするのでしたっけ? そう、関係性構築のためですよね。 しっかりと、くずさずにいえば“人間関係の構築”です。 コラム「デジタル化によって変わるコミュニケーション?」 でもお伝えしていますが、 コミュニケーションを図ろうと人に接する場合、 特別に縁を切りたい場合以外は、 その方と何らかで人間関係を よくしたいと思い接触しているのですよね。 では、なぜ関係性を構築しなければならないのか。 すごく簡単にいえば、 家族や友人との関係性を保つことは、 “人生の充実”という ウェルビーイングに向かうためのもの。 エグゼクティブとしての立場の場合、 お客さまや従業員、仕事関係者との 関係性を保つこととなるので、 事業への成果につながるためのものとなるわけです。 それは、結果を残したいからに他なりません。 では、この結果だけに特化し、 関係性を構築しようと考えた場合、 「わたしは、  わたしの人生の充実に向けて、  あなたたち家族(友人)と  関係性を築くのだ!」 と言って接するとすればどうでしょう。 ご家族や友人の場合、 ある程度関係性ができているので 「あなたはそういう考えよね…」 と受け止めてもらえるかもしれませんが、 中には、 「わたしは、あなたの人生充実のために  付き合っているわけじゃない!」 とか、 「あなたはそれでいいかもしれないけど、  わたし(たち)はどうなるのよ!」 といった声が聞こえてきそうです。 また、仕事の結果で見た場合、 例えば、 お客さまに何かを売りたいと考えていたとして、 「わたしは、  この商品(サービス)を売りたいので、  あなたと仲良くなりたいのです。」 とした場合、 これはこれで興味をもってもらえる場面もあるしょうが、 概ね警戒しますよね。 興味をもってもらったとしても、 だいたいは他者との比較で価格競争に陥ります。 それよりも、 関係性が構築されている場合、 人として信頼されている場合には、 “相談”という形で仕事の話しがくるのではないでしょうか。 従業員やスタッフに対しても同じです。 結果を重視して、 「この商品(サービス)を売るのだ!」と、 単に販売だけを強調して ...

言葉の変換マインド:ピンチは「チャ~ンス!」

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  前々回「プラス受信」について触れました。 簡単にいえば「ピンチはチャンス!」ってやつです。 よく使われる言葉ですが、実際にそう思えるかというと、かなりむつかしいですよね。 だって、ピンチなんですもの! 誰だってあわてるし、不安になるし、腹が立ち、怒ることだってあると思います。 ですが、これこそ、 ものごとの捉え方であり、 エグゼクティブが保つべき姿勢であると考えます。 これを教えてくださったのが、 メンバーでもある五十嵐和也さんです。 五十嵐さんは、 企業勤め時代に中小企業診断士を取得され、 コンサルタントとして独立をされました。 しかし、開業当時はまったく売れないどころか、 開業パートナーともうまくいかず、 借金まで抱え悩んでいたそうです。 何か良い案はないものかと、 恩師をたずね、相談しようと これまでの経緯をお話しされました。 出てくるのは愚痴ばかり… それを聞いた恩師は、 「五十嵐くん、  いまの君では成功しないだろうから、  いますぐ会社をたたみ、  就職先を探した方がいいよ」と言ったそうです。 何か策が聞けると期待した五十嵐さんは驚きます。 「なにか策でも聞けるかと思ったのに…」 と詰め寄ります。 すると恩師は、 「わかった、わかった。  では、ひとつ教えよう。  何か問題があったとしたら  「チャンス!」と言いなさい。」 五十嵐 「チャンス…ですか 」 恩師 「そう、チャンスだ!」と言い、 「経営者は何かしら問題を抱えている。  むしろ、問題がないときの方が少ないだろう。  問題は事実でしかない。  これをピンチとしてとらえるか、  チャンスとしてとらえるかは  本人に選択することができる。  ピンチにとらえれば“嫌なこと”になり、  他人や環境のせいにしようとするだろう。  しかし、チャンスとすれば、前向きになり、  どう生かしていくかという思考になる。  いいか、  ピンチのときほど“チャンス!”と言うんだぞ!」 なにか腑に落ちない五十嵐さんでした。 しかし、あるとき、クレームの電話がかかったとき、 (五十嵐くん、ピンチはチャンスだぞ!)  と、恩師の声が聞こえたそうな。 そこで思わず、電話口で出た言葉が、 「チャン~ス!」 ご自信でもわけがわからなかったようです(^_^;) ですが、そのクレームが、 「商品であるサービスの改良化につな...

なぜデジタル社会のコミュニケーションなのか

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  【なぜデジタル社会のコミュニケーションなのか】 正確には、 「なぜデジタル社会のコミュニケーションを研究するのか」 …という問いですね。 理由は大きく3つあります。 ひとつは、 デジタル化の進展は、“私たちに止められないから”です。 どんなに対抗しようとも、 今後デジタル化はますます促進され、 社会のあらゆる場面で活用されることになります。 日本はこれまでデジタル後進国と言われていました。 これを取り戻そうと、 政府はデジタル活用に大きく舵をとり、 アナログ対応だった行政手続きが見直されています。 AI(人工知能)活用例でいえば、 チャットGPTによる文章作成技術が思いのほか早く、 高い水準で浸透したため、 学校のみならず、 国家による規制に踏み切るところまででてきました。 「いや、私はデジタルを使わない!」 と断言したとしても、 そのような生活は、 無人島で自給自足の生活を 送ることくらいでしか叶いません。 そうであれば、 いま自分が必要なツールを活用することで、 より便利を享受することも いまの社会とのかかわり方なのではないでしょうか。 かく言う私も、 実は“リアル派”だということを、 皆さんもご存じのことと思います。 いまの社会と向き合い、 デジタルツールと上手に付き合う。 これがまず“デジタル社会”を研究することの意義です。 そして、ふたつ目は、 前回のコミュ力アップでふれた “伝わる技法” として、 デジタルを活用した場合のコミュニケーションには、 とくに工夫が必要だからです。 デジタルコミュニケーションでは 文章によるものが多く、 また、 個々に流れてくる情報量も多いため、 まず“読んでいただくため”の工夫。 そして、 表情が見えない分、 より伝わるための“書き方”の工夫。 さらに、 より理解を深めるため、 WEB会議システムや動画を活用した“見せ方”の工夫など。 いくつかのデジタルツールを活用することで、 時間と場所を選ぶことなく、 より多くの方に、 ある意味でリアルよりも 効果の高い伝達を可能とします。 そして、みっつ目は、 急速に発展するデジタル化によって、 新たなデジタル機器や コミュニケーションツールが 続々と現れるからです。 申し上げたように、 思うより早く、 高い技術でデジタルツールは進化しています。 ただし、新たなツールすべて...