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衝突(コンフリクト)を関係の質へ

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  【衝突(コンフリクト)を関係の質へ】 「○○って、言っちゃったからな…」 自分が発言してしまったため 後に引けなくなり、 その発言を守ろうと さらに説明を付け加えようとした 経験はありませんか? 自分の意見や発言を守ろうとする姿勢を “防衛機制”といいます。 人はこの防衛機制が働くと、 発言したことを軸に ものごとを考えようとします。 いわゆる「つじつまを合わせる」ようになるということですね。 引くに引けなくなった本人は、 どんどん自分の意見を正当化させようと “理論の鎧(よろい)”を身にまとい 武装していきます。 こうして自分の考えと相手の考えの違い 「意見の衝突」(コンフリクト)が生じ、 双方が自分の意見を曲げないとなれば、 対立関係へと発展します。 本当に対立関係へと発展してしまった場合には、 第三者の介入によって解決を目指さなくては ならなくなることも生じます。 しかし、その一つ手前で、 双方の歩み寄りが実現すれば、 人間関係の強化にも発展します。 そう、 “意見の衝突”を“意見の交換”にし、 “言い合える関係性”へと発展させるのです。 「言いたいことが言い合える関係性」を “関係の質”だとしました。 この、関係の質が高まれば、 思考の質、 行動の質、 そして 結果の質へと、 すべてのサイクルに良い影響を 与えるということでしたよね。 これまで、 発信者の記号化と受信者の 解読による理解の不能や、 勘違いによるコミュニケーションの ずれを示してきましたが、 意見の衝突も同じように、 本人がこれまでの知識や経験した 内容となる世界観でしか表現できません。 この世界観は、 独自のものが多く含まれるため、 新たな発見となる可能性があります。 多くの意見によって、 ものごとを多面的に みられるようになれば、 考え方の幅が拡がります。 つまり、思考の質があがります。 多くの意見から 最善の手法を選択できたとすれば、 行動の質が変わります。 最善の行動を行うことができれば、 当然に結果も変わります。 もし、結果が伴わなかった場合、 関係の質が強化されていれば、 これを検証するという思考へと導きます。 つまり、 衝突(コンフリクト)を 上手にマネジメントできれば、 関係の質を高め、思考、行動、 そして結果の質を高めることに貢献します。 これら衝突をマネジメント...

採用動画作成のポイント

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  【採用動画作成のポイント】 いまや企業は、 動画によるアピールを 積極的に取り入れ、 顧客接点のみならず、 求人対策としても活用しています。 また就活生も企業選びに 採用動画を参考にしているようです。 「Z世代就職の動画活用」に関する実態調査 (2022, ㈱moovy, n=321)によれば、 企業選びの際の採用動画について、 「かなり参考にしている」が36.1%、 「やや参考にしている」が50.5%と、 求職者の約9割が参考にしていると 報告しています。 採用動画のメリットを端的に説明すれば、 ずばり、 ・会社の雰囲気を伝えやすい ・拡散できる ・コストを削減できる に尽きますね。 <会社の雰囲気を伝えやすい> 動画活用によって、 もっとも効果が実感できることは、 「雰囲気を伝えること」です。 とくに、人間性が伝わりやすいので、 ホームページ(HP)などでは 伝えきれない様子を 訴求することができます。 <拡散できる> また、YouTubeの関連動画機能や、 SNSとの併用によって 上手に運用すれば、 拡散しやすくなります。 <コストを削減できる> そして、コスト削減に関しては、 これまでのCM広告を考えれば、 格段に下がることは容易に考えられますね。 しかし、重要なのは、その作り方。。。 ありがちなのは、 「採用に関することをすべて詰め込み、  30分程度の動画として収録している」や、 「会社の伝えたいこと、会社の良いところ」 だけを配信している 企業さんなどが見受けられます。 画像の表は、 「採用動画の効果的な活用方法に関する実態調査」 (2023, ノーテッド㈱, n=286)での、 2023卒・2024卒の就活生を対象にした 「採用動画を躊躇せず視聴できる長さ」を 聞いたアンケート結果です。 これによれば、 「1分~3分未満」33.9%が最多で、 「1分未満」24.8%となり、 3分未満で過半数の58.7%が、 5分未満で8割以上の81.8%が 脱落するという結果が出ています。 これをみると、 いかにコンパクトに収めるか ということが課題となることも読み取れます。 また、 「会社の伝えたいところだけ」を 映しているのでは 求職者が見たい部分、 つまり、 動画の持ち味である “会社の雰囲気”を 伝えることができません。 そして、 「会社の良いと...