採用動画作成のポイント

 


【採用動画作成のポイント】
いまや企業は、
動画によるアピールを
積極的に取り入れ、
顧客接点のみならず、
求人対策としても活用しています。

また就活生も企業選びに
採用動画を参考にしているようです。

「Z世代就職の動画活用」に関する実態調査
(2022, ㈱moovy, n=321)によれば、
企業選びの際の採用動画について、
「かなり参考にしている」が36.1%、
「やや参考にしている」が50.5%と、
求職者の約9割が参考にしていると
報告しています。

採用動画のメリットを端的に説明すれば、
ずばり、

・会社の雰囲気を伝えやすい
・拡散できる
・コストを削減できる

に尽きますね。

<会社の雰囲気を伝えやすい>
動画活用によって、
もっとも効果が実感できることは、
「雰囲気を伝えること」です。
とくに、人間性が伝わりやすいので、
ホームページ(HP)などでは
伝えきれない様子を
訴求することができます。

<拡散できる>
また、YouTubeの関連動画機能や、
SNSとの併用によって
上手に運用すれば、
拡散しやすくなります。

<コストを削減できる>
そして、コスト削減に関しては、
これまでのCM広告を考えれば、
格段に下がることは容易に考えられますね。

しかし、重要なのは、その作り方。。。

ありがちなのは、
「採用に関することをすべて詰め込み、
 30分程度の動画として収録している」や、
「会社の伝えたいこと、会社の良いところ」
だけを配信している
企業さんなどが見受けられます。

画像の表は、
「採用動画の効果的な活用方法に関する実態調査」
(2023, ノーテッド㈱, n=286)での、
2023卒・2024卒の就活生を対象にした
「採用動画を躊躇せず視聴できる長さ」を
聞いたアンケート結果です。

これによれば、
「1分~3分未満」33.9%が最多で、
「1分未満」24.8%となり、
3分未満で過半数の58.7%が、
5分未満で8割以上の81.8%が
脱落するという結果が出ています。

これをみると、
いかにコンパクトに収めるか
ということが課題となることも読み取れます。

また、
「会社の伝えたいところだけ」を
映しているのでは
求職者が見たい部分、
つまり、
動画の持ち味である
“会社の雰囲気”を
伝えることができません。

そして、
「会社の良いところだけ」映していると、
入社後に
「こんな会社なはずではなかった…」
などといった、
ミスマッチの原因となり、
離職者が増えてしまう
可能性があります。

やはり、
せっかく入っていただいた人材は、
長く働いていただきたいですよね。

そこで、採用動画作成のポイントです。

・徹底したターゲット設定による企画作成
・ありのままを映し、飾りすぎない
 (応募者の知りたい見えない部分を見せる)
・コンテンツ分割(1コンテンツ3分程度)
・できれば、将来性をみせる
 (会社の将来性と応募者の将来)

<徹底したターゲット設定による企画作成>
どのような求職者に来ていただきたいのか。
やはり、
しっかりとターゲット設定をしたうえで
企画をつくらなければ、
見ていただきたい人に届きません。
これは採用動画のみならず、
動画作成の基本となります。
そして、
仕事内容、
職場雰囲気、
社風、
企業理念といった内容を、
人物中心にした
“人間性”が伝わるように企画しましょう。

<ありのままを映し、飾りすぎない>
これは、
先の離職者を出さないためでもありますが、
求職者の求める会社の雰囲気が伝わり、
結果として好感度をあげることにつながります。
「知りたい見えない部分を見せる」
ことへの工夫が結果として
“来てほしい人材”への
アプローチとして重要となります。

<コンテンツ分割(1コンテンツ3分程度)>
画像の表にある
「躊躇せず視聴できる長さ」
への対策でもありますが、
それだけではなく、
動画の中でも
YouTubeの特徴を活かした
対策でもあります。
3分程度に収めた、
人物像中心の動画
(例えば、社長からの企業理念発信や、
 人事採用担当者からのメッセージ等)などを
チャンネルにまとめ、
必ず動画に「終了画面」の設定をして、
次に見ていただきたい動画へとつなげます。

さらに、
これらの動画を、
HPにもアップして採用ページの
見せ方の工夫をしていきます。
こうすることで、
求職者の興味を引くところから
徐々に関心へと導いていくことができます。

<できれば、将来性をみせる
    (会社の将来性と応募者の将来)>

応募しようとする企業の
見えにくいところにもなりますが、
やはり会社の将来性は
どうなのかは気になります。
同時に、
「自分は将来どのように活躍することができるのか」
もっといえば
「自分は将来どの程度の収入を得ることができるのか」
といったことも見たい部分のひとつです。
会社の方針として、
研修制度や社内事業コンペ制度
があるのであれば、
これらを積極的に盛り込み、
応募者の
“未来の可能性”を訴求する、
また、
昇級やベースUPなどを
わかりやすく説明するなど、
見えづらい部分を出すことで、
会社の魅力とオリジナリティーを
演出できるのではないでしょうか。

以上、採用動画のポイントを説明しました。

何かわからないことがあれば、お聞きくださいね!

人×WEBコミュニケーションプロデューサー
青山貴洋


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