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相談できる体制づくりできていますか? -アサーションで「配慮」と「主張」-

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上司と部下が、 それぞれに期待するマネジメントには、 やはりギャップが生じるようです。 株式会社日本能率協会マネジメントセンターの 調べによれば、 部下が上司に期待する マネジメント行動1位は 「気軽に相談できる雰囲気を作ること」でした。 対して、 上司が「気軽に相談できる雰囲気を作ること」を 重視したマネジメント行動を するという回答は11位でした。 ちなみに、上司の回答1位は 「問題意識を持って、情報収集を行い、 変化の兆しや組織の進むべき方向を 的確にとらえる」です(註1)。 部下の期待することが1位だということは、 「気軽に相談できる雰囲気ではない」 ということがうかがえますね。 皆さんの職場ではいかがですか? 忙しいあまりに近寄りがたい雰囲気をつくってしまう… そんなときもありますよね。 ですが、 そのスタイルが定着してしまうと、 「聞いてもらえないな…」という先入観から、 いざ話し合いの場をつくろうとしても、 本音を聞けなくなる可能性が高くなります。 忙しいときや集中したいときには、 その旨をしっかり伝え、 必ず後で自分から声をかける。 そんな、自分も相手も大切にする 「アサーション」な考え方のもと、 部下とのコミュニケーションを 図っていくことをおすすめします(註2)。 事業を遂行するために考えることはたくさんあります。 そのためにも、 事業を支えてくれるスタッフとの、 ちょっとした考え方のずれを すぐに修正できる体制は 整えておきたいものです。 限りある時間を有効に使いつつ、 少しだけ「配慮のコミュニケーション」を 心の片隅に置くことで、 その体制が整うかもしれませんね。 註1.JMAM管理者実態調査2018, 2019.01.29 註2.アサーションとは、「自分も相手も大切にする自己表現」とされています(平木,2012:5)。 アサーションについて興味のある方は、こちらを参照ください。 https://www.hrpro.co.jp/glossary_detail.php?id=68 また、平木典子著『アサーション入門-自分も相手も大切にする自己表現方法』(講談社現代新書,2012)は、アサーティブな考え方と実践方法を簡易に記した文献で、さらっと読めるため、手に取ってお読みになりたい方にはおすすめです。 人×WEBコミュニケーションプロデューサー ...

デジタル・コミュニケーション・ツールを「共有」で考える…

  少し前からWEB3 (3.0)というワードが聞かれるようになりました。 ブロックチェーン(分散型台帳)により、 GAFAMといったビッグ・テックを介さずに、 個人あるいは組織間のデータをつなげることで、 分散化・透明性(検証可能性)・所有権・インセンティブを 確保していこうとする、新たなWEBの概念です。 現在あるWEB2.0の世界による「寡占」の状態から、 分散による「共有」へと移行させようとする動きだということです。 そう、これからの社会のキーワードは 「共有」“シェアリング”なのです。 ビッグ・テックのみならず、 いまや“SaaS (Software as a Service の略で、 訳すと“サービスとしてのソフトウェア”となります)” の考え方に基づくプラットフォームや ソフトウェアが乱立し、 ビジネスの場においてしのぎを削っています。 そして、 これらの様々な多くのサービスが提供されることで、 私たちは、安価に、あるいは無料で 便利を享受できているのも事実です。 SNSもそうですが、 伸びている企業は、 「共有」を基軸に置くことで 成功しているのではないでしょうか。 しかし、あまりにも数が多い… すべてを使いこなすことはもとより、 どんなサービスがあるのか、 その存在を知ること自体不可能に思います。 私は、このSaaSの分野で、 SelectTypeというツールを利用しています。 皆さんに配信しているメールも このSelectTypeによって行っています。 私にとって、会員の皆さんと コミュニケーションをとるための重要なツールです。 利用する理由は、 フォーム作成から登録システム、 課金システム、メルマガ配信、 顧客管理システムといった、 「いまの規模で必要な要素」 の一元管理が可能だからです。 実は、私のPC内には、 これらの業務に必要なソフトを個別で実装し、 対応していました。 ですが、私にしかできない「考える時間」と、 それらを「アウトプットする時間」を 優先しようと取り入れました。 正直いうと、 使ったことのないツールだったため、 はじめは手間取りました。 しかし、慣れることで、 今ではかなりの業務フローを 自動化することができました。 このSelectTypeを知ったのも、 ある友人との雑談から得た知識です。 コミュ・ラボでは、 「...

サッカーワールドカップ日本代表PK戦結果から…「悔しい」をバネに-自分とコミュニケーション-

サッカーワールドカップの 日本対クロアチア戦において、 惜しくもPK戦で日本が敗退してしまいました。 スポーツ観戦全般が好きな私も、 オンタイムで日本を応援していましたので、 残念でなりませんでした。 ドイツ、スペインに勝利して、 リーグ1位通過を果たし、 さらに、 クロアチアとも前半後半と 互角に戦ったこともあり、 悲願のベスト8入り以上への 期待が高まる中でのPK戦。 キーパーにゴールを止められた選手らの、 悔しそうな様子が痛ましいと感じたのは、 私だけではなかったのではないでしょうか。 この「悔しい」と思う気持ちはとっても大切ですね。 次へのバネになるからです。 このバネにするためには、 「自分はダメだ…」と 悲観するだけでは叶いません。 何が悪かったのか、 次はどうするのか、 それに向けて今後は何をするのか、 といったことを考え行動する。 これが自分をさらに高めることにつながります。 世界で戦うサッカー選手たちの多くは、 おそらく次の大会に向け、 また活躍できること、 そしてさらに高みを目指すために 自分が今後何をするか 考えていることでしょう。 私たちも日々戦いの場にいます。 何か失敗があったとき、 「自分はダメだ…」と 悲観することもあるでしょう。 (実は、私もよくあります) そんなときには、 いま掲げている目標を思い出し、 その目標へ向かうために すべきことを考えるようにしましょう。 そうすれば、 悪かったことの「反省」から、 次はどうするかを「検証」し、 今後に向けた「行動」へと誘えるはずです。 自分と向き合うコミュニケーション とても大切ですね。 人×WEBコミュニケーションプロデューサー 青山貴洋 デジタル社会のコミュニケーション カオバWEBコミュ研究所 コミュ・ラボ    https://kaoba.jp/lab/  はこちら! ウェビナー企画・運営・配信のご相談はこちら! ウェビナーマネジメントサービス | カオバwebコミュニケーションズ (kaoba-web.com) 人と思いをつなぐ カオバWEBコミュニケーションズ  https://kaoba.jp/