投稿

6月, 2023の投稿を表示しています

言葉 を投げかけ 間合い をつめる!

イメージ
  【“言葉”を投げかけ“間合い”をつめる!】 新年度がはじまり、新たな出会いが多くなっているのではないでしょうか。 とくに、今年は新型コロナウイルスによる 制限解除が行われたため、 人と接触する機会も増えているかと思います。 エグゼクティブの視点でみれば、 新入社員や新たな取引先といった、 事業運営にかかわる大切な 出会いの季節ともいえるかもしれません。 しかし、相手との距離がまだ遠いな… と感じることもあるでしょう。 もし、 「あまり感じない」という人がいたら、 それはそれですごい! おそらく、すぐに人と打ち解けられる方か、 人とのかかわりをまったく考えない方の 両極にあると思います。 この距離感って、とっても大切なんですよ。 私は、この距離を「間(ま)」と呼び、 距離感を「間合い」と呼んでいます。 この間合いには、 身体的距離と心理的距離があり、 はじめて会う人とは、 身体的・心理的にも相対的に遠い傾向があります。 はじめて会う方に、 必要以上の近い距離で、 個人的なことにぐいっと切り込んだ質問をされて、 嫌な思いをされたご経験ありませんか? “間合いのつめ方”を間違えると、 心理的距離がますます離れてしましますね。 この間合いをつめる、 とっても簡単な方法があるんですよ! それは、意識して “名前を呼んで”、 “声をかける”ことです。 「え?それだけ?」と思われたかもしれません。 しかし、意外としてないことが多いのです。 人は、名前を呼ばれることで親近感が増し、 親しみやすくなるそうです。 “ネームコーリング効果”と呼ばれています。 また、手紙などの文章でも “ネームレター効果”があります。 「○○さん、お元気ですか?」といった具合ですね。 つまり、デジタル文書でも応用できるということです。 また、声をかけることは、 気にかけていることを示す第一歩です。 まずはあいさつからでも構いません。 「○○さん、おはよう!」 もし、これまで 名前を呼ばずにあいさつしていたならば、 意識して名前を呼んでみましょう。 大切なのは、 “気にかけている”ということが伝わるかどうか。 心理的距離の間合いをつめて、 新年度の目標に向けて、 スタートダッシュができるようしたいものですね。 人×WEBコミュニケーションプロデューサー 青山貴洋 デジタル社会のコミュニケーション...

言葉の変換:違いを“価値”とし“おかげ”とする

イメージ
ポジティブな言葉への変換が、 人をやる気にさせ、 期待以上の結果へと導くことをお伝えしました。 だけど、普段思っていることは、 つい言葉に出てしまうのですよね… これだと、“いざ”というときに変換できません。 結果、 相手を変えようとする発言になってしまいがちです。 相手を変えるのは至難の業です。 ご自身で考えてみましょう。 頭ごなしに人から意見や 「あなたの○○が悪いから直して!」と言われたら、 いい気分はしないでしょうし、 根本は変わらないと思います。 これではやる気を下げてしまいかねません。 ではどうすればよいのか。 まずは自分の考え方、 マインド変換からしてみてはどうでしょう。 他人を変えるよりも、 はるかに早く変われるはずです。 どのようにマインド変換をするのかといえば、 考え方や、やり方の違いを “価値”と考えることです。 人はよく「価値観の違い」によって、 別れや争いへと発展します。 しかし、よく考えてくださいね。 同じ価値観の人ばかりであれば、 居心地はよいでしょうが、 それ以上の発展はありません。 他人との考え方の違いは、大切な“価値”。 これを念頭におけば、 言葉をポジティブに変換することができます。 この価値への変換で必要な考え方の ポイントは“接続詞”です。 「~のせいで」と考えていたことを、 「~のおかげで」とするようにします。 こうすることですべての言葉が 前向きな発言に変わるはずです。 例えば、 「○○さんの“せいで”失敗した」が、 「○○さんの“おかげで”新たな挑戦ができる」に変わります。 このように、 ものごとを前向きにとらえる姿勢を 「自立型姿勢」と呼び、 この姿勢によって問題解決する方法を 「自立型問題解決法」と呼ばれ、 その第一歩“プラス受信”とされています。 もし、 「○○のせいだ…」と感じることがあったとき、 これを「○○のおかげだ」と変換してから 言葉にしてみませんか。 きっと、 相手にとって、 自分にとって、 未来の発展に向かう考え方に変わり、 双方の“やる気”に影響するはずです。 人×WEBコミュニケーションプロデューサー 青山貴洋 デジタル社会のコミュニケーション カオバWEBコミュ研究所 コミュ・ラボ    https://kaoba.jp/lab/  はこちら! ウェビナー企画・運営・配信のご...

言葉の変換:だいちゃんの「ペップトーク」

イメージ
  前回「やれば、できる!」をお伝えしました。 じつは、この言葉って、 人に投げかけることで、 より効果を発揮するのですよ。 人は期待されることで、 やる気がでたり、 潜在能力が引き出されたりすることもわかっています。 WBCの栗山監督が、 日ハム時代に大谷選手の二刀流を 誕生させたのは有名な話しですね。 当時プロ野球界では、 投手も打者も両方させることに反論しかなく、 大谷選手が打撃不振だったとき 「投手に専念させるべき」とする論調でしたが、 栗山監督は「翔平ならできる!」と信じ、 期待し、二刀流で起用した結果、 年間MVPをとる結果となりました。 その後の活躍はここで紹介するまでもないでしょう。。。 そして、 日ハムをリーグ優勝にまで導いたのは、 前向きな言葉を投げかけ、 選手を信頼して、期待して起用していった 指導方法にあったとされています。 WBCでもそうでしたね。 「大谷さんや、プロの選手だからできたんじゃない?」 と思われる方がいるかもしれません。 そこで、 実際に期待を声にする“言葉の投げかけ”によって、 少年野球チームを優勝まで導いた、 ドラマのような話しを実現させている方が、 このコミュ・ラボにもいますので紹介します。 “だいちゃん”こと、浦上大輔さんです。 だいちゃんは、 ペップトークという「励ます技術」の 普及活動をされているのですが、 このペップトークを使い、 旗の台クラブという 負け試合が続く少年野球チームを、 都大会優勝を果たすチームへと導きました。 何をしたかといえば、 「ポジティブな言葉で選手を励ます」 ということです。 それまでの旗の台クラブでは、 練習中にミスがあると、 体育会的な指導の 「何やってるんだ!」 「なんでそんなボール球振るんだ!」 「ボーッとするな!」 「やる気ないなら抜けろ!」 といった言葉を使っていたそうです。 これをペップトークに変えるよう 指導者たちに進言し、 「大丈夫、次は行けるぞ」 「ストライクを思い切り打とう」 「打てるよ」 「集中していこう!」 「野球を楽しもう」 と励ましや期待の言葉に変えたそうです。 さらにチームの監督は、 大会前にこれからの試合へ向けて、 優勝までをイメージした新聞をつくり、 選手それぞれが活躍する姿を 描いてみせたそうです。 結果、 選手たちの間で褒め合い、 励まし合い...