投稿

ウェビナー企画の立て方 8 -STEP4 セミナー概要の決定 (4) 開催日時の決定-

イメージ
意外とめんどうなのが、開催日時の決定です。 主催者が一方的に決定し、 「この日の、この時間に決定!」でもよいのですが、 結果、人が集まらなければ、セミナーが開催できません。 また、セミナーでお話しいただく 講師やパネリストのご都合もあるので、 このあたりの調整も必要です。 一般的な日程調整(特に私の場合)は、 次のような手順で日程を調整していきます。 1.ターゲットへの希望日時リサーチ 2.登壇者やセミナー開催に不可欠な人物の    参加可能日を調整し候補日時をいくつか選定 3.候補日から参加いただける   “核となる方々”の候補日をすり合わせ決定 では、順番にみていきましょう。 1.ターゲットへの希望日時リサーチ まず考えることは、 ターゲットが一番集まりそうな 日時をリサーチすることです。 お仕事をされている方が ターゲットなのであれば、 お仕事が終わる18時以降の開催や、 土日祝日開催の方が喜ばれる場合もあります。 また、 セミナー内容が“仕事につながること”の場合、 企業によっては、 平日の日中でも参加可能な方もいらっしゃいます。 家事を主に担当される方の場合は、 食事時間の前後は避けたほうが 良いかもしれませんし、 あまり気にしないご家庭もあります。 セミナーを案内する先が 決まっているのであれば、 事前にアンケートを とることも一つの方法です。 同じ内容のセミナーを複数回開催して、 どの曜日・時間帯が適切なのかを 探るのも一つの方法です。 これらを通じて、 適切な日時候補をいくつか選択します。 2.登壇者やセミナー開催に不可欠な人物の   参加可能日を調整し候補日時をいくつか選定 候補日時の中から、 講師やパネリストといった登壇者、 あるいは司会やファシリテーターといった、 セミナー開催に不可欠な人物が 参加できる日時をいくつか出します。 もちろん、 主催者が参加可能な日時を 選択するのはいうまでもありませんね。 組織として 年間行事を決めている場合などは、 決まっている日程で、 内容に合ったお話しができ、 ご参加いただける 講師やパネリストを探し 調整していく場合もあります。 司会やファシリテーターも同様ですが、 どちらかといえば、 できる方の多い代役可能な役割なので、 選択の幅が狭い 講師やパネリストといった 登壇者を優先していきます。 登壇者につい...

ウェビナー企画の立て方 7 -STEP4 セミナー概要の決定 (3) セミナー配信方法の選定-

イメージ
  WEBセミナーといっても、 講師の話しを聞いていただく 「一方通行型」と、 受講者とのコミュニケーションが可能な 「双方向型」のセミナーが存在します。 さらに、リアル会場とWEBでの参加者をつなぐ 「ハイブリッド型」も多くなっています。 ご自身が企画するセミナーは、 どの形式が適しているのかを考えなければなりません。 それにより、配信するツールが変わってくるからです。 主な配信ツールは以下の通りです。 <一方通行型(ライブ配信)>  YouTube Live  Facebook Live  インスタライブ  Vimeo Live  など <双方向型(WEB会議システム)>  Zoom  Google Meet  Microsoft Teams  Webex  など 一方通行型は講義型のセミナーで、 質問事項などはコメントやチャットを利用して 受け付けるなどといった形式で進行します。 いくつかメリットはありますが、 ライブ生配信をおこなったセミナーを、 収録して使いまわしが可能な点、 また、 最大のメリットは、 事前に収録をして、 決まった時間に配信する、 あるいは、 URLを告知して 受講者の好きな時間に見ていただく… といったことができることです。 後者はいわゆるオンデマンド配信ですね。 YouTubeの場合は、 配信を「公開」か「非公開」かに 選択することができるので、 非公開配信とすれば、 会員制や課金制のセミナーにも対応できます。 収録したものを配信できるということは、 “撮り直しができる”ということで、 人前で話すことが苦手な人でも、 何度か撮影したうえで、 一番よいと思われる映像を編集して セミナーが開催できるということです。 他方で、 受講者とのコミュニケーションがとりづらいので、 リード育成や バックエンド販売といった、 関係構築を必要とするセミナーには向きません。 やはり、 リード獲得の“ギフト”や、 会員への知識提供映像配信といった 使い方がよいかもしれませんね。 双方向型は、 しっかりとコミュニケーションをとることが必要な際に、 WEB会議システムを利用して行います。 最近はZOOMを使うことも多いですが、 無料利用の場合、 時間制限(40分)がありますので、 制限時間内で終了するセミナーか、 有料サービスを利用して 時間を気にせず...

ウェビナー企画の立て方6 -STEP4 セミナー概要の決定 (2) プログラム確認と講師選定-

イメージ
  <STEP4-2-1.セミナープログラム(構成・内容)の確認> ここでは、セミナーのプログラムを考えていきます。 オンライン時のオーソドックスな セミナープログラム構成は、以下のとおりです。 1.開会(セミナー開始の宣言) 2.主催者あいさつ 3.講師紹介 4.講師登場(登壇) セミナー開始 5.セミナー終了 6.質疑応答 7.報告事項 8.閉会(セミナー終了の宣言) 大切なのは、 どのような時間配分にするのかを シミュレーションすることです。 そのためには、いま一度、 「開催の目的」「ターゲット」「テーマ」の STEP1からSTEP3までを確認しなければなりません。 開催目的がリード獲得なのであれば、 ターゲットは当然新規顧客となるわけですから、 セミナー内容をきいていただける 工夫をしなければなりませんね。 あいさつや講師紹介で、 「お、このセミナーは期待できるな…」と 思っていただけるか否かです。 そうでなければ、 途中離脱されてしまう 可能性もあるからです。 これが、 リード育成になれば、 主催者も講師も知っている可能性が高いので、 そのあたりは少し端折ることができますね。 そして、 肝心なのが、セミナーの内容です。 テーマで取り上げる内容が、 どのような項目によって 話しをすれば伝わるか。 また、 開催目的に沿った内容へと落とし込むために 入れなければならい項目は何か。 これらをこの時点である程度、 セミナーの構成として 考えておかなければなりません。 特に、 バックエンドの売り込みを 主とするのであれば、 このクロージングには 時間をかけなければなりませんよね。 そして、 クロージングにつながる 情報提供と信頼構築といった ストーリーも持たせなければなりません。 しかし、 新規となるリード獲得であれば、 なるべく短い時間での 開催をうたわなければ 登録していただけない 可能性が大きくなります。 そのため、 内容をギュッと詰めて お話しすることになります。 これで登録していただければ、 目的は達成されます。 さらに、 今後のセミナー開催のためにも、 アンケートを実施するかといった 検討もしなければなりません。 その説明を報告事項でするのか、 進行途中でチャットを利用して告知するのか、 あるいは、 自動化させて 終了時にアンケートを促す体制を整え...