ウェビナー企画の立て方6 -STEP4 セミナー概要の決定 (2) プログラム確認と講師選定-


 <STEP4-2-1.セミナープログラム(構成・内容)の確認>

ここでは、セミナーのプログラムを考えていきます。
オンライン時のオーソドックスな
セミナープログラム構成は、以下のとおりです。

1.開会(セミナー開始の宣言)
2.主催者あいさつ
3.講師紹介
4.講師登場(登壇) セミナー開始
5.セミナー終了
6.質疑応答
7.報告事項
8.閉会(セミナー終了の宣言)

大切なのは、
どのような時間配分にするのかを
シミュレーションすることです。

そのためには、いま一度、
「開催の目的」「ターゲット」「テーマ」の
STEP1からSTEP3までを確認しなければなりません。

開催目的がリード獲得なのであれば、
ターゲットは当然新規顧客となるわけですから、
セミナー内容をきいていただける
工夫をしなければなりませんね。

あいさつや講師紹介で、
「お、このセミナーは期待できるな…」と
思っていただけるか否かです。

そうでなければ、
途中離脱されてしまう
可能性もあるからです。

これが、
リード育成になれば、
主催者も講師も知っている可能性が高いので、
そのあたりは少し端折ることができますね。

そして、
肝心なのが、セミナーの内容です。

テーマで取り上げる内容が、
どのような項目によって
話しをすれば伝わるか。

また、
開催目的に沿った内容へと落とし込むために
入れなければならい項目は何か。

これらをこの時点である程度、
セミナーの構成として
考えておかなければなりません。

特に、
バックエンドの売り込みを
主とするのであれば、
このクロージングには
時間をかけなければなりませんよね。

そして、
クロージングにつながる
情報提供と信頼構築といった
ストーリーも持たせなければなりません。

しかし、
新規となるリード獲得であれば、
なるべく短い時間での
開催をうたわなければ
登録していただけない
可能性が大きくなります。

そのため、
内容をギュッと詰めて
お話しすることになります。
これで登録していただければ、
目的は達成されます。

さらに、
今後のセミナー開催のためにも、
アンケートを実施するかといった
検討もしなければなりません。

その説明を報告事項でするのか、
進行途中でチャットを利用して告知するのか、
あるいは、
自動化させて
終了時にアンケートを促す体制を整えておくのか…。

これらによって、
かかる時間も変わりますし、
準備することも違います。

このように、
開催目的、
ターゲット、
テーマに沿って、
セミナーのプログラムとなる、
全体構成、
セミナー内容の構成をある程度
シミュレーションすることで、
必要な時間が変わってきます。

時間がわからなければ告知もできません。

あるいは、
なんとなく決めた時間で
当日時間がオーバーしてしまった…
となれば、
肝心な目的を達成できない
可能性も出てきてしまいます。
以上は、概ね、
自分自身が講師となることを
前提にお伝えしています。

<STEP4-2-2.講師・登壇者の選定>
内容によっては、
講師を招いてセミナーを
開催することもあります。

あるいは、
数人でいくつかのパートに分けて、
第一部「〇〇」、
第二部「○○」といった具合に、
それぞれ得意とする分野を
話していただくといった
手法をとる場合もあります。

また、
テーマに沿った内容の基調講演があり、
その後に
考え方の違う数人の話し手に議論していただく
(これらの方を“パネリスト”と呼びます)ことで、
多面的、立体的な考え方を提示する
“パネルディスカッション”や
“シンポジウム”と呼ばれる開催形式もあります。

これらのセミナーに登場いただく方々を、
総称して“登壇者”とお呼びしています。

リアルセミナーやシンポジウムの場合、
講師やパネリストには
舞台などの壇上にあがっていただき
お話しいただくことから登壇者とされます。
それが、そのまま使われています。

どのような手法にせよ、
テーマに沿った内容を
ターゲットに伝えるために、
もっとも効果的な“話し手”を
選定することが必要です。

この場合、
講師の話す内容を考えたうえで、
ある程度余裕をもった時間を
考慮しなければなりません。

できれば、
講師と相談のうえ、
「○○のテーマで、
○○分でお伝えすることは可能ですか?」と
確認をとったうえで、
かつ、
後に説明する「日時の確約」をもらい
確定させておくと、
その後の段取りがスムースです。

講師にお話しいただく時間が決まれば、
プログラムで考えた要領で、
開催目的に沿った必要な伝達事項を、
どの程度時間をとり、
どこに組み込むか、
構成を考えて概ねの時間配分を出します。

シンポジウムなどの場合には、
何人の方に話していただくか、
これらの方々が話すうえで、
どのような質問を投げかければ議論が成り立つか、
そして、
それぞれの時間はどの程度必要か、
といったことをある程度考えたうえで、
時間を配分します。

このように、
自分以外の方々に
“登壇”いただく場合の
構成と時間配分を考え、
セミナー開始から終了までの
総時間を計算していきます。

続いては「セミナー配信方法の選定」です。

ウェビナー企画の立て方 7
 -STEP4 セミナー概要の決定 (3) セミナー配信方法の選定-はこちら!

人×WEBコミュニケーションプロデューサー
青山貴洋


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