デジタル化によって変わるコミュニケーション?

 「デジタル化」によって、

コミュニケーションのあり方は変わるのでしょうか?

この答えは、人によっては「変わる」でしょうし、

「変わらない」という捉え方もあります。

 

わたしは、

コミュニケーションの本質部分についていえば、

後者の「変わらない」と捉えています。

「あり方」ではなく、

「やり方」が変化したため、

わからない部分が多いのだと考えます。

 

やり方の変化を一言でいえば、

「メニューが増えた」ことに尽きます。

これまでは、対面で会えない場合、

手紙や電話、ファックスなどで

やり取りしていました。

 

これがPCの普及により、

メールでの連絡が増え、

会社や店舗もホームページを

WEB上で立ち上げるようになり、

さらに、スマートフォンの普及とともに、

SNSでのやり取りや

アプリ開発が盛んになっていきます。

 

すると、

これらをつなげる仕組みが

重要視されるようになりました。

 

モバイルアプリ調査会社のSensor Towerによれば、

20221月から3月の第1四半期における

App StoreGoogle Play

全世界アプリダウンロード数は

369億回で、

前年同期比で1.4%増加していると発表しています。

 

多くの方がWEB上のアプリを利用されているということが、

何となくわかるのではないでしょうか。

アプリを利用するためには、

PCやスマートフォンの操作が必要になり、

「機械のことわからないな…」

といったこともさることながら、

iPhoneスタートが2007年、

Google社のAndroidスマートフォン発売が2008年、

その後日本でスマートフォンが

普及したことを考えると、

10年の間で一気に、

爆発的にデジタル化が進んだといえます。

 

そしてこれらのアプリは、

次々と新たなものが開発され、

これまで普通に使われていたものが

使われなくなるといったことも起こります。

 

自身が持つスマートフォンの操作も十分に理解しないまま、

次から次へと開発される新たな手法に、

戸惑うのは当たり前です。

 

このように、

メニューが増えたことにより、

「わからないこと」も増え、

あまり積極的に使われないようになる。

これが現実なのだと思います。

 

しかし、申し上げたように、

コミュニケーションの「あり方」ではなく、

「やり方」が変わったので、

自分が必要と思うもの、

あるいは、ご自身のお仕事などの

関係する方々に特化して「使う、使わない」を

区別することが重要となり、

コミュニケーションの一手法として

取り入れる必要があるのだと思います。

 

では、

本来のリアルなコミュニケーションの

「あり方」とはなんでしょうか?

 

それは「配慮」です。

 

「配慮?気をつかうの?」と思われた方も

いらっしゃるのではないでしょうか。

 

確かに、

配慮とは「心をくばること」であり、

人によっては「気をつかう」と思われるかもしれません。

しかし、

コミュニケーションをとる場合は、

「関係性を保つため」

に行われることがほとんどです。

 

これは、

人によって関係性保持の深い・浅いを区別する「関係性分類」や、

その人がとる

「自分のスタンス」(セルフ・プロモーション・コミュニケート)

によって手法も変わりますが、

対象の方と縁を切りたいと思う場合を除けば、

多くの場合、

嫌われるためにコミュニケーションをとろうとする人は

いないと思います。

 

しかも、

どんなに望んでも、

すべての人と

関係性を保つコミュニケーションをとることは不可能です。

 

人によっては、

会う人の10%に自分を理解してもらえばよいと思う方、

50%と思われる方、

80%に理解されたいと思う方と、

様々なスタンスがあるかと思われます。

 

いずれにせよ、

この「理解してもらいたい方」に向けて、

コミュニケーションを図るわけです。

 

そうであれば、

その方々に向けた「伝え方」があり、

望む率が高ければ高いほど、

より「配慮」が必要となるわけです。

 

これはデジタルによるネットの世界でも同じです。

会話によるものなのか、

文字で読んでいただくものなのか、

(画像や動画などを)見ていただくものなのかによっても、

伝えたい方に届ける「伝え方」があります。

 

実は、

ネットを活用しようと思えば思うほど、

「相手の心」を理解し、

考えなければ、

伝えたいことは伝わりません。

 

これは

相手のことを思う心から生まれるという意味でも

「配慮」ですよね。

 

したがって、

リアルコミュニケーションの

あり方にある「配慮」が、

デジタルコミュニケーションの世界でも

変わらず生きるとしている所以です。

 

今後は、

この「配慮」のポイント、

関係性分類、

セルフ・プロモーション・コミュニケートなどについて

説明させていただき、

デジタルコミュニケーションの手法に触れていきますね。

 

人×WEBコミュニケーションプロデューサー

青山貴洋


デジタル社会のコミュニケーション

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